岡口基一の「ボ2ネタ」

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公判前整理手続への懸念 証拠開示の徹底,被告と弁護人の接見時間の確保が望まれるとの記事(東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20051104/mng_____kakushin000.shtml

証拠開示の制度が新設されましたが,「被告に有利な証拠があっても、検察側から『そんな証拠はない』と言われれば裁判官も手出しできない」との意見も弁護側にはあるようです。
証拠開示なんて絵に描いた餅との懸念ですね。

また,弁護人側は,現在よりも相当早く事件の見通しを立て,公判前手続に望まなければなりませんし,裁判員制度が始まると公判自体も連日開廷となりますが,「夜間や休日の接見が認められていない拘置所で、どうやって被告との打ち合わせ時間を確保するのか」という意見も弁護側にはあるようです。