2005-12-28 小児性愛者に対する薬物療法 藤本哲也 戸籍時報591号49頁 一般書籍 アメリカでの小児性愛者への薬物治療をレポートしたものです。 抗男性ホルモン剤であるリュープロライド・アセテートを使用しているもので,性的衝動(リビドー)及び性的機能の減少という効果があるそうです(なお,長期的な副作用としては,骨減少症などが挙げられている)。 実際の治療例によると,患者は,性衝動が明白に現象し,自慰行為をしてもオルガスムに達することがほとんど不可能になり,性的機能を喪失した時期もあったようです。 なお,著者自身は,日本での薬物療法の導入は,まだ時期尚早ではないかとしています。