岡口基一の「ボ2ネタ」

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サイレント部分も曲の一部です・・。日本の皆さん,拍手のタイミングを覚えて下さい・・。

ドイツの天才新人ピアニストマルティンシュタットフェルトの日本デビュー講演@すみだトリフォニーホール 行ってきました(^_^)。

このコンサートで大変残念だったのは,長い長いゴールドベルグ変奏曲の,最後のアリアの最後の音を弾き終わったとたん,間髪を入れずに,大拍手になったことでした・・。
せめて,シュタットフェルトが,鍵盤から手を離してから,もっと言えば,静寂による余韻を楽しんで,シュタットフェルト椅子から立ち上がってから,拍手をしてほしかったです。

この曲において,例えば,山尾好奇堂さんは,シフのCDは,最初の「アリア」の前に約10秒、おしまいの「アリア」の後に約15秒のサイレント部分があることを評価されています。
http://yamaonosuke.blogzine.jp/honke/2006/03/post_b29b.html


なお,今回の演奏ですが,グールドの再来というあまりにも過大な評判が,邪魔をしてしまって,どうしても,辛口の評価をされてしまうような気がします。
CDで感じられるような躍動感,スピード感のある,ジャズをも思わせるような演奏が,今回の演奏会で感じられたかというと,なかなかそこまでは言えなかったような気もします(後半だんだんよくなってきましたが・・)。
管理人の前の席の4人の方はみなさん途中で寝ていました・・。