2010-06-20 精神科セカンドオピニオン2―発達障害への気づきが診断と治療を変える 医療 発達障害の生きづらさから2次障害に陥り,うつ状態になったり,妄想幻聴が起きる事例は裁判所でも見かけます。起きている症状のみに着目する今の診断基準が,対症療法以上の対応を妨げている感も否めません。長く精神科に通ったり,いくつも病院にかかるなど症状が遷延し,薬物療法でさして効果が無いような事案では,記録を丹念に読むと発達障害,人格障害などの方が先行していると思われるケースが少なくありません。