岡口基一の「ボ2ネタ」

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司法修習生給与 混乱を招く民主党の横やりby読売

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100920-OYT1T00744.htm
「民間人である弁護士になる修習生にも国が一律に給与を支払う必要があるのか」
国選弁護人,後見人,破産管財人,調停委員など公務員ではまかなえない公務に関わるサービスを常時提供してくださっていますが,それは無視ですか?後見人,破産管財人など財産の裏付けがある場合には当該財産から報酬は出ますが,国選弁護人については未だ十分な報酬とは言い難いと思います。それでも頑張って職責を果たしているその担い手の育成は国の責務ではないんですか。勾留質問で弁護人を呼んでくださいという被疑者の方はたくさんいますよ。呼ばなくていいという方にも,その真意を聞いたり,これからの状況を話したりすると,弁護人を頼みたいとおっしゃる方は少なくないですよ。そういう立場になったときに来る弁護士にきちんとした人であって欲しいと思うのは当たり前じゃないですか。
「良質な法曹養成と法的サービスの向上につなげる視線から議論」
司法制度改革の方向性が示されて以降,どこでこういった具体的議論がなされてきたんでしょうか?司法予算の拡大は十分になされてきたんですか?そういう議論を言論機関は行ってきましたか?裁判員の施行という目立つ変革にしか目を向けてこなかったここ数年じゃないんですか?法曹養成の方が大きな問題だと何度も記者さん達にはお話ししてきましたが,全く取り上げてきていただけなかったのですが。興味がないことは書いていただけないですよね?それでどうやってどこで議論しろと?