警察庁長官は都道府県警察に対する指揮監督権を有し（警察法16条2項），また，警視正以上の警察官の身分は国家公務員である（警察法56条）。
警察法の構造からすれば，それぞれの事務について，警察庁には企画・統制・調整機能が，都道府県警察には個別具体の実施機能が分担されるといった機能分担がされているにすぎず，都道府県警察の実態は，自治体警察というより，国家地方警察のごとくである（室井力編・新現代行政法入門⑵９７頁（法律文化社，２００４年））。
https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-022252151_tkc.pdf
こういう構造を知ると、道警ヤジ排除事件の見方も変わるね。
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