岡口基一の「ボ2ネタ」

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『ベルリン陥落1945』

アントニ−・ビ−ヴァ− 白水社 3990円
http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20040927bk01.htm

ちょっと前(今年の夏)に出た本ですが,文藝春秋の来月号(365頁)でレビューされていました。
アダムの呪い(http://www.book-times.net/200406/05.htm)によると,男が戦争をするのは,他のオスに勝って,メスと性交し,子孫を残すことで,自己の遺伝子を増やそうというオスの本能によるもの(他のオスに勝つために体重をできるだけ重くしようとするトドなどと同じだそうですが・・)であり,それ故,戦争に勝った方は,とかく,レイプをしたがるそうなのですが,アダムの呪いを読んだ上で,ベルリン陥落1945を読むと,オスという生き物の習性が大変によくわかると思います(もちろん,アダムの呪いの著者は世界的権威である教授とはいえ,その見解をそのまま鵜呑みにするわけにはいかないのですが)。
ベルリン陥落1945によると,第二次世界大戦でのソビエト軍によるドイツ人強姦だけで,なんと200万件だそうです。