岡口基一の「ボ2ネタ」

2003年から続いている老舗「司法情報」ブログです。過去の司法記事の検索やリンクバーでの最新情報のチェックが便利です

保佐人弁護士 被保佐人が死亡した場合には・・

某弁護士の先生 「昨日、被保佐人が亡くなりました。 病院からは危ないと言われ続けていたので、驚きはないのですが、やはり亡くなると喪失感があります。 毎月、生活費を持参していたので、それがなくなるのかと思うと、寂しいところです。 身寄りのない方…

司法試験の次のステップは「要件事実問題集」(^_^)

司法試験合格おめでとうございます! これからの一年は、要件事実問題集をやり遂げることを目標にしてください。 ベテラン法曹は、この問題集よりもさらに難しい時代の2回試験を 難なくクリアされてきた方々です。 そういう方々と、きちんと法的な「議論」…

みなさんの勝利です!

オール弁護士会+俺+神村検察官が反対し キョンキョンやきゃりーぱみゅぱみゅなども反対した 検察庁法改正法案 (他方で,辛坊治郎キャスターや某慶応大教授などは,まさかの賛成をしていたもの) 問題とされた部分を削除し,単に定年を延長するだけのもの…

「訴訟終了宣言」ではなく「訴訟終了判決」

訴訟の終了が争われることがあります(訴訟上の和解が無効であった時など)。 期日指定がされ、審理がされ、その結果、裁判所が、訴訟は終了していたと認定した場合、訴訟の終了を宣言する判決がされます。 訴訟の終了を宣言する判決のことは、これまで、「…

遺言成立日ではない日付が記載されている遺言だけど有効

自筆証書遺言には 遺言が成立した日の日付を 記載しなければならないはず。 ところが、 違う日付が記載されていても、 遺言が有効とされることもある 平成27年4月13日に 遺言の全文,同日の日付及び氏名を自書し 同年5月10日に押印した場合です http…

押印がないことで二段の推定が覆された

民事訴訟法 二段の推定 署名により成立の真正が推定されたが 押印がないことで,その推定が覆滅された事例 @大阪高裁判決 平成30年3月8日判例時報2378号10頁 関連する契約書数通に署名して 契約締結場所に赴き 1通だけ押印をせず, 残りの契約書…

全然使われない制度 民訴法

民事訴訟法平成8年改正で新設された制度の中には、ほとんど使われてないものが結構ある(提訴前証拠収集処分など)。 文書提出命令の申立ての際の「文書特定手続」もそうだね(民訴222)。 「実務において,この手続が用いられたことは,ほとんどないと…

ようやく、問題の本質に気が付いてくれた新聞社が現われました。

ようやく、問題の本質に気が付いてくれた新聞社が現われました。 www.asahi.com 法務省と人事院が、法律の公定解釈を変更するのに、 口頭で決裁をし口頭で承認をしたなどと あからさまなウソをつきまくったのが、検察庁法改正問題 仮にウソでなかったとした…

ようやく、問題の本質に気が付いてくれた新聞社が現われました。

ようやく、問題の本質に気が付いてくれた新聞社が現われました。 www.asahi.com 法務省と人事院が、法律の公定解釈を変更するのに、 口頭で決裁をし口頭で承認をしたなどと あからさまなウソをつきまくったのが、検察庁法改正問題 仮にウソでなかったとした…

この国は法治国家なのだろうか・・

法務省と人事院が、法律の公定解釈を変更するのに、 口頭で決裁をし口頭で承認をしたなどと あからさまなウソをつきまくったのが、検察庁法改正問題 仮にウソでなかったとしたら、それまた大問題 そして、人事院が「口頭承認」というウソをつくために、 もう…

憲法の松田浩教授が、岡口分限裁判をしてしまうような現在の裁判官を批判しています

憲法の松田浩成城大教授が、岡口分限裁判をしてしまうような現在の裁判官を批判しています 裁判官をプロフェッションの一つと位置づけ、しかし現在の(特に岡口分限事件における最高裁の)裁判官統制のあり方にはプロフェッション性という前提が欠けているが…

黒川弘務さんが、要件事実マニュアルに登場していました(^_^)

黒川弘務さんが、要件事実マニュアルに登場していました(^_^) サービサーについての論文を金融法務事情1618号で書かれていて、それを要件事実マニュアル1巻(6版)670頁で引用しているものです。 その他の今日の司法ニュース 横浜刑務所で35人感染…

俺の目の前に立ちはだかる二つの障壁

俺の目の前に立ちはだかる二つの障壁 二つ目のハードルは再任拒否。 しかし、その前に、裁判官訴追委員会による訴追というハードルがあって、 実はそっちの方が深刻です。 みなさんは、訴追なんかあり得ないと考えていると思いますが、 それは、我々が、吹田…

裁判官志望が少なかった理由 岡口分限裁判の影響との指摘が相次いでいます

これはご指摘のとおりで、むしろ、過去の方が給与差は大きかったかと存じます。岡口判事の事件やそれへの最高裁の対応等によって、裁判官という仕事の魅力(修習生の目に映る魅力)が低下してしまったの「かも」しれませんね。 https://t.co/8e0VohUmBk — sh…

新任判事補 わずか66人・・

新たに裁判官に任官したのは、たったの66人 年齢分布は24~33歳で平均26・2歳。 女性は23人で、女性裁判官は計817人となり、裁判官全体の約23%になる見込み。 出身法科大学院は15校。東大の13人が最多で、京大8人、慶応大6人、一橋大…

検察庁 事務官に違法なことをさせたあげく、分限免職処分にしてしまう

違法なことをさせられた挙句 分限免職処分になった検察事務官 そして、まさかの、証拠偽造 「長く仕えた検察がここまでひどいとは、思いもしませんでした」 https://news.yahoo.co.jp/articles/c5c0f765384ede772585d1cfbfcb1feef66a31d0 その他の今日の司法…

日本学術会議の任命拒否への弁護士会の会長声明 出していないのは8単位会に

日本学術会議の任命拒否問題への弁護士会の会長声明 岩手も出しました。 これで44単位会が声明を出しており、残りは8単位会になりました また、今回も、東京第一弁護士会が最後の最後になるのでしょうか・・ (検察庁法改正のときも最後だった) http://ww…

2年で4人もの自殺者 日本の検察官

広島地検の若手検事はなぜ自ら命を絶ったのか 過去2年で4人が自殺、問われる検察組織の実態 広島地検に取材を申し入れたが、同地検の広報官は質問状の受け取りすら拒否し、「当庁からは一切、お答えいたしかねます」とするのみだった。 https://toyokeizai.ne…

町村泰貴成城大学法学部教授のご意見です

最高裁に告ぐ2」の出版について、町村泰貴成城大学法学部教授のご意見です。 裁判官の分限裁判は、特に高裁判事の場合は、一切の不服申立も独立した司法審査もない処分だけに、よほどの手続的公正さがなければ違憲の疑いが濃い。特にそれが再任拒否と直結し…

「最高裁に告ぐ2」の執筆を始めました

岡口分限決定は2回ありましたが、以下の共通点があります 1 戒告の理由とした事実の認定が誤っている 2 そもそも、その事実を認定できる証拠がない 3 しかも、その事実を戒告の理由にすることは全くの不意打ちであった 最高裁の大法廷とあろうものが、 …

離婚訴訟で調書判決はできるのか

離婚判決は、調書判決によることもできるというのが、裁判所職員総合研修所・民事実務講義案Ⅱ193頁です。その理由は、「できないという理由がないから」とのこと ところが、離婚訴訟で、被告が答弁書を提出せずに欠席した場合に、調書判決をすることがで…

民法の概念いろいろ

民法の概念いろいろ by中田裕康教授@法曹時報72巻9号1頁 1 囲繞地 民法の現代語化のためには,「囲繞地」という言葉に代わる言葉が求められるが、いまだに見つかっていない。 2 「保証債権」は、今世紀に入ってから、「保証債務履行請求権」に取っ…

共同被告の一人が欠席したからといって安易に欠席判決をしてはならない

安全配慮義務違反で、元請け、下請け、孫請けが、 労働者(=孫請けの従業員)から訴えられている事件。 孫請けへの訴状送達がなかなか奏功しませんでしたが、 なんとか受け取ってもらえたので、 それから27日後に第1回口頭弁論期日を指定しましたが、 孫…

集会の自由の制限に、いとも簡単に「お墨付き」を与える裁判官たち

現在の最高裁が「人権の砦」として全然機能していない例として 「最高裁に告ぐ」で取りあげた 金沢市庁舎前広場での集会の自由の制限 裁判官には、このエリアが、 どうしても「広場」には見えず、 「通路」に見えてしまうようです() 金沢市自身が「広場」と…

今年も1年「ボ2ネタ」をお読みいただいてありがとうございました(__)

ボ2ネタは、2003年に始まったもので、すでに17年も続いているブログです。 その前身である「ウェルカムです」ホームページは1998年に始まっており、それと通算すると、22年続いています。 これだけ長い間続けることができたのも、いつもお読み…

検察審査会が安倍前首相を起訴相当と判断したくても・・

安倍前首相不起訴、検察審査会へ 「桜」夕食会の費用補填問題 https://news.yahoo.co.jp/articles/02e73a49b5452bbc49fc9b6c46b1dba1d2132cd0 安倍前首相の説明によると、ホテルとの交渉や資金のやり取りをしていたのは、東京事務所の秘書。 しかし、その秘…

「教育に悪い論文が法学教室に掲載される」

「元名古屋高裁刑事第1部の裁判長であった、山口裕之氏の論文「被告人の身体拘束」(法学教室483号10頁以下)は、実に教育に悪い代物であった。教育に悪いと言うよりは、仮にも「教室」を冠する教育雑誌に掲載されたことが悪い冗談のようにしか思われ…

安倍前首相不起訴処分の通知書

「東京事務所」がやったことなのに、なぜか「地元事務所」の配川さんが全部責任を取らされました その他の今日の司法ニュース 日本中から続々と 日本学術会議の会員任命拒否に係る声明 栃木県弁護士会http://www.tochiben.com/topics/topics.php?id=1398関東…

週刊ポストが選んだ今年の14冊に「最高裁に告ぐ」が選ばれました(😊)

週刊ポストが選んだ今年の14冊に「最高裁に告ぐ」が選ばれました() https://www.shogakukan.co.jp/magazines/2005201121 週刊ポスト2021年1月1・8合併号134頁です。 今年は、原発差止めを認めた大阪地裁判決など、退官間際ではない,まだまだ現…

戸木 亮輔弁護士が、「岡口マクロ」の作成の経緯についてお話しされています。

戸木 亮輔弁護士が、「岡口マクロ」の作成の経緯についてお話しされています。 https://www.businesslawyers.jp/articles/865 俺の教え子がやってる「まかない家こうちゃん」で、戸木先生と初めてお会いし、 岡口マクロのワード版の作成をしたいとおっしゃる…