こないだは直木賞受賞作の空中ブランコがテレビドラマ化されましたが,今度は,同じ奥田英朗の小説で,共に精神科医伊良部が主役の小説の映画化。
主演の松尾スズキが,伊良部をうまく演じており,伊良部ワールド全開で,映画館は爆笑に包まれていました(^_^)(ただ,原作の伊良部はもっと太っていますが・・)。
こういう映画にたくさんお客さんが入る(立ち見もいました)のは,やはり,みんな,どこか精神的な不安があるからでしょうか。
登場人物は,大変に珍しい精神構造の持ち主のはずですが,なぜか,どこにでもいるような気がしてしまい,客席の共感を得ている,そんな映画でした。