H17.5.19名古屋高判
http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/c1eea0afce437e4949256b510052d736/c93c5945ff1ff1184925701f00090dc5?OpenDocument
従来は,離婚が認められるには,8年程度の別居期間が必要と言われていました(最高裁の認容事例で一番短いのが8年弱)。
この事例は,「(確かに,その別居期間は決して長いとはいえないものの),控訴人ら夫婦の婚姻関係は,その実体を失って回復の余地がないまでに形がい化しているというべき」事例のようです。
最近の短い事例としては,東高判平成14年6月26日判時1801号80頁の6年があります。
なお,最判平成16年11月18日判タ1169号P165は,別居2年4か月で離婚を認めた札幌高判を破棄しています。