http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2006/0603-2.html
昨日のNHKのクローズアップ現代は,「弁護士は増えたけれど」というタイトルで,
司法試験合格者が増えたのに,大規模事務所に集中し,
金にならない法律扶助事件を引き受ける弁護士は大変少なく,
また,町医者的弁護士や過疎地の弁護士がむしろ減っているという「格差」を取り上げていました。
ゲストは,日弁連会長でしたが,なんか,下を向いてばかりで,原稿棒読み。
しかし,極めつけは,最後のこの一言でしょう。国谷裕子キャスター「この格差是正の鍵はずばり何でしょうか?」
日弁連会長「それは,若い人の意識です。頑張ろうという意識です」
国谷裕子キャスター「ありがとうございました。」
番組終わりいやあ,要するに,精神論しか解決の方法はないんですね(と一般の方は思ったことでしょう)。
ちなみに,弁護士過疎地の紹介としては,青森県が紹介されていました。
むつ簡裁が,弁護士に替わって,地元住民に対して,破産などの手続説明会をしている映像です(管理人が,これを裁判所が「法テラス」とやらに押しつけてもいいんでしょうか?とここでよく言ってる手続説明です)。むつ簡裁の畠山純一裁判官が出ていました。
また,岩手で,地道なリクルート活動により,弁護士数が1.5倍に増えているという紹介や,
岩手で,依頼者からの法律相談などの予約が1か月先までいっぱいだという超多忙な田岡直博弁護士の紹介もありました。
田岡弁護士は,こんな事態(弁護士不足で,一人の弁護士が超多忙)は異常だとおっしゃっていました。