岡口基一の「ボ2ネタ」

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ロースクールでの成績の付け方by米倉明教授@戸籍時報613号45頁

平常点が,20ないし40点付いているようですが,これは,授業での発言などで評価されているようです。
高く評価される学生の例として,
1 発言のタイミングが絶妙であること
2 討論の才を発揮して当意即妙の切り返しをするなどして,クラス全員を感心させること
3 発言の際の姿勢・視線の方向などが,聴いてもらうことを意識したものであること
などが挙げられています。

なんとなく,お笑い芸人になるための素養と通じるところがあるようですね。
管理人は,大学時代,米倉先生の民法総則の授業を受けていましたが,江戸っ子口調で,爆笑の連続でした。

例えば,米倉教授,九官鳥事件についてのコメント(KICK☆風に(^_^))
「九官鳥1羽のために大審院まで行くなんて,それこそ,九官鳥は,「アホー」「バカー」と言ってただろう」



逆に悪い例として
旧試験の勉強に時間が取られるからあまり指名しないで欲しいと黙示的に求めているようなケースを挙げており
授業の仕方や試験の仕方についてあれこれと非建設的なクレームをするような場合,平常点はゼロでよいとしています。