http://www.leadersnote.com/b_jw05.html
2001年に少女買春で逮捕された裁判官は,司法警察員に対し,「刑事裁判にストレスを感じて息苦しく,法廷でも椅子から転げ落ちそうだった。」
2003年3月に自殺した裁判官について,遺族は,最高裁判所に,労災の認定を求めたが,認められなかった(他に,最近の裁判官の自殺例として,2001年3月,2006年12月,2007年10月)。
2008年にストーカー行為で罷免された裁判官は,「各地の地家裁支部を転々とさせられ,鬱としてストレスを溜めたとも考えられます」(西川伸一明大教授)。
「ヨーロッパには労組を作っている判事もいるし,支持政党を公にするのも普通。日本の裁判官だけが,言いたいことも言えず,判例のコピーみたいな作業ばかり強いられる。そんなストレスのたまる仕事,やりたいと思う人の方が珍しい。」(中西将人さん(北大ロー生))
「若手裁判官が夜の12時まで裁判所で仕事に追われるのはよくあること。土日の休みのどちらかは仕事でつぶれる裁判官が多い。記録を読み判決を書く。それをひたすら繰り返す毎日です。」(伊東武是判事)
一方で,こんな意見も
「裁判官の仕事は激務ではありません。現に私は5時にはきっちり仕事を終えて,在職中に何冊も本を書くことができました。」(井上薫元判事)