岡口基一の「ボ2ネタ」

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マゾヒズム小説「家畜人ヤプー」の作者は,倉田卓次元東京高裁判事なのか。

法曹関係者の間では,古くから議論されている論点ですが,
戦後のマゾヒズム小説の一大奇書と高く評価されている小説「家畜人ヤプー」の作者である沼正三が,実は,倉田卓次元東京高裁判事(現弁護士)ではないかという話が,
文藝春秋の来月号(2004年9月号)294頁で取り上げられています。
管理人の理解では,後で,沼正三氏が現れ,その方が,倉田氏とは別人物であったことから,この論点は解決したのだと思っていましたが,
今回の文藝春秋の記事によると,後で現れた「沼正三」は,実は,天野哲夫という方であって,本物の沼正三ではないそうです。