岡口基一の「ボ2ネタ」

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大津地裁の裁判官の声は小さいようです。

傍聴席から「声が聞こえません」と発言しなければならないようです(ただし,声が小さいことが裁判官の評価にかかわることである場合を除く)が,その声が所長の耳に入ったら,情報を流して,後はよろしくという感じです。

以下,大津地裁委員会の議事録より引用
■は大津地裁委員長(大津地裁所長),○は大津地裁委員の発言

○ 法廷でのことなんですが,例えば,判事さんの声が聞こえにくいとかの苦情はどこに言えばいいんですか。
■ それが裁判官の評価にかかわることでしたら総務課の課長宛に,あの裁判官はこういう点で問題があるという形で出すのが一つの正式のルートです。それ以外には,その場で,声が聞こえませんと言ってください。所長の方に聞こえてきたら,こっちは,いいとか悪いとかの判断はできませんので,こんなことを言ってきた人がいると情報を流して,後はよろしくという感じです。
○ 苦情が出たら総務課ということです。おそらく所長に行く前に総務課が気を利かして,裁判官に,声が小さかったとか,聞き取りにくかったという意見がありましたと言ってくれています。そう多くはないですが,総務課の方から,苦情がありますと知らせてくれています。
○ 傍聴席にいますと,裁判官だけでなく,検察官のおっしゃってるのも弁護士のおっしゃってるのも,ほとんど聞こえない場合があるんですね。
○ 裁判されてる人の中では聞こえているんですが,傍聴席ではほとんど聞こえないんです。何のために傍聴に来たのかと思う場合があります。

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