岡口基一の「ボ2ネタ」

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ノリントン・幻想  聴いてみました。

http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=404140046&category=1&genre=700&style=0

もう,ノリントン先生には参りました(^_^)。
こんなに楽しい幻想交響曲は初めてです。もちろん,いつものように,ピリオド奏法で,大変にキレのある気持ちのいい演奏ですし,その上に,聴き手を楽しませる箇所をいくつも用意してくれています。
2楽章のハープも,3楽章のティンパニも,5楽章の鐘の音も,みんな,びっくりです(^_^)。
このCDは,ぜひ,仕事をしながらではなく,左右のスピーカーのど真ん中に座って,じっくり聴いてみてください。
なお,この曲は,ベルリオーズが,失恋の直後に書いたもの(失恋のショックでパリを彷徨い,友達のショパンとリストが探し回ったそうです)で,簡単なストーリーがありますので,一応それも押さえておいた方が面白いと思います。
以下こちらのサイトからの引用です。http://www.rinc.or.jp/~kurata/berlioz/ber_1.html
この曲について,「大雑把に記すと、これは、ある芸術家(無論、作曲者自身がモデルであろう)が恋に絶望して阿片自殺を計ったが死にきれず、一連の“悪夢”を見る、その各場面なのである。
第1楽章 夢と情熱
主人公の恋人への情熱
第2楽章 舞踏会
主人公は、舞踏会で愛人がほかの男と踊っている姿を垣間見る。
第3楽章 野の風景
主人公は、野原で心の平安を得ているが、愛人を想い出し、その不実を疑って心乱される。遠雷。日没。
*なお,3楽章では,近くの羊飼いと遠くの羊飼いが,角笛を吹きあう場面が最初と最後にありますが,
最後は,遠くの羊飼いは,角笛の吹きあいを,してくれなくなります。
第4楽章 断頭台への行進
ついに,主人公は,愛人を殺してしまい,断頭台に曳かれて行く。群集の熱狂。ギロチンの刃が落ちる直前、愛人の姿を想い出す。
第5楽章 ワルプルギスの夜の夢
主人公は地獄に落ちた。地獄の怪物どもの呼び交わす声。彼の愛人が現われるが、下品な娼婦になり果てている。弔鐘が鳴り、彼の葬儀が始まる。地獄のロンド。 」

管理人は,立て続けに,ノリントンのグレイト,惑星も買ってしまいそうです・・・。

http://www.classicalmidi.net/~watanabe/Norrington_berlioz.html