岡口基一の「ボ2ネタ」

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安室奈美恵ライブ@国際フォーラム

去年出た新譜を中心としたライブ。提供はVIDAL SASSOON(^_^)

客層は,大半が20代30代女性でしたが,最初から最後まで,「奈美恵ちゃ〜ん。」という絶叫や,黄色い声援が絶えず,ファンの支持の根強さを感じました。

バンドは,ギター,ドラム,ベース(ウッドベース持ち替え),シンセだけ(ベースとシンセは女性)。

バックダンサーは男女4人ずつで,たくさんのバックダンサーを従えるスタイルは,ジャネットジャクソンを思わせるものでした。
安室と同じようにアイドルから実力派に転身したジャネットは,目指す目標なんでしょうか。


オープニングは,これまた,ジャネットのリズムネーションを思わせる衣装(色は白でしたが)。それから,衣装替えがすごい!!
白→黒→赤→青→黄色→グレイ→普段着っぽい衣装と,とにかく,衣装とダンスで,見せるライブでした。
そのかわり,MC(トーク)は一切無し。管理人は,客席とステージが双方向で会話する感じのライブに行くことが多かったのですが,今回は,完全な一方通行でした。


ダンスは,素晴らしかったですね。舞台にも凝ってて,ミュージカル「シカゴ」を思わせる,ウェイトレスの衣装での曲や,音楽ライブに来たというより,ダンスショーを見に来た感じでした。


肝心の歌ですが,圧巻は,中盤から本編終了までのヒップホップ曲の連続。
難度の高いヒップホップの曲を,激しいダンスにも全然声がかれず,余裕で歌いこなしていました。
日本のヒップホップも,ようやくここまで来たんだなと感じました。

洋楽そのまんまのヒップホップを安室がやり始めたときは,結構ダサく(駄作)て,やっぱ日本人じゃヒップホップはだめなのかなとがっかりでしたが,その後,次第に洗練されましたよね。

これで,安室に,ファーギービヨンセ並みの歌唱力があれば,世界に誇れるアーティストになれるんでしょうが,今日のライブでも,安室の歌唱力の限界を見たような気はしました。

早口のラップが続く難曲ではほとんど歌詞が聞き取れず,また,バラード曲もかなり苦しげで,出だしをマイクを口から遠ざけて歌う歌い方にも違和感を感じました。出だしの音程のずれを隠しているんでしょうか・・

安室は,日本の(洋楽そのまんまの)ヒップホップの先駆者ですが,これを継承して,例えば,Doubleとかが,さらに,完成された楽曲を作ってほしいですね(昨年出たDoubleの新譜はよかったですよ)。
http://magazine.music.yahoo.co.jp/spt/20080201_001/

懐かしの曲では,ミリオンヒットの小室サウンドChase the ChanceNOKKOの人魚,そして,Can You Celebrateもやってくれました。
http://www.evesta.jp/lyric/lyrics/lyric28543.html