岡口基一の「ボ2ネタ」

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前管理人さん著作「要件事実問題集」の読者レビューが出てますね アマゾン

「地裁で通用している実務のやり方を、問題形式で示す本です。
問題は判決や答弁書や証言などからなっているのでこれだけで初歩から勉強するのは先ず無理です。
事前に実定法(とくに民法財産法や約束手形法など)と一審民事手続の骨を知る必要があります。
法学部の優秀な方々だと4年の春学期が終わった夏ごろに一回読むといいかも。
法科大学院でコツコツ地道にやる立ち位置にあるなら2年生の終わりごろまでに読むのが理想。
いずれにしても和光に閉じ込められる前には読んでおくべきものですが、修習中もむろん参考にできます。
◎ 書いてある意味がはっきりわかる説例になっているのが一番いいところです
  つまり自己完結的な論理を与えようと努力している著作です
  したがってすっきりさではトップクラスです
◎ 小さな問題集タイプ(書面審理の限界ともいえる)であることを常に意識してあるのがよいです
  ―考え方と参考答案のところに常に「違う考え方もできる」と書く著者の姿勢に賛同します。
◎ 典型事例の復習ができますがランダムに組み合わせてあり、やさしい問題ばかりではないです。
  後半は二回試験レベルですのでできなくてもがっかりしないようにしてください。
  要件事実を使ううえでの「盲点」のようなものをうまく拾ってあります。さすが。
◎ 最後の問題はH20の新司問題が素材です。非常に鋭い分析。 」
評価は5点満点中5点
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