岡口基一の「ボ2ネタ」

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<特捜証拠改ざん>公判担当の検事らを巻き込んで検事同士のけんかになっていた

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100923k0000m040127000c.html
「捜査報告書に正しいデータが残されている以上、FDを改ざんする意味がない」
FD改ざんのナゾ
前田検事は「上村被告が更新日時を改竄できた可能性があるか調べようと思い、捜査の一環としてFDのデータを見た。その際に誤って書き換えてしまった可能性がある」と話したとみられる。
…ならなぜ証拠物返還の際に弁護側にその旨告げなかったんでしょうか。
むしろ捜査報告書は誤記ないしは分析の間違いなどと主張すれば物のデータが通ると思っていたんじゃないですか。所詮は伝聞証拠ですし確かに誤記は少なくないですからね>捜査報告書。埋伏の計でも謀ったつもりでしょうか。
「FDに時限爆弾仕掛けた」 改ざん容疑の検事、同僚に
けど,裁判には技術は必要ですが策は不要です。まして検察は横綱相撲をすべきで,小細工を労するなどもってのほかです。
 裁判員制度準備段階から,現場の検事達は裁判所,弁護士会とも議論を重ねて新しい捜査の形を模索してきました。その過程で出会った検察官には尊敬出来る人は少なくありませんでした。心ある検事は,客観証拠の重視,白い捜査の徹底の必要性は感じており,6年前からそういうことは何度も議論に登ってきました。その成果を最高検が指針として集約し,現場に下ろしてきてもいました。後はそれを実行するだけなんですが,それは難しいんでしょうかね…。犯罪捜査規範や最高検の指針を守ることが,捜査の信頼を高めることになると思うのですが…。
 何にせよ,そういう捜査の模範となることが出来ないなら,「事件を作る」事が出来る特捜など危険なだけの存在だと思います。そこに功名心を煽るような人事政策が入ってきてしまったら…。恐ろしい話です。

最高検がきょうから上司や同僚ら一斉聴取 特捜幹部次々東京へ。移動中も報道陣に取り囲まれて…「お前らな、愚問だろ。これからちゃんと説明しに行くんだ」
高検も認識…地検に調査指示せず 詳細な報告書作成も特捜部は地検首脳に提出せず
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