なぜ音楽雑誌で裁判官を批判するのかわかりませんが,それはいいとして,
来月号のミュージックマガジン誌107頁で,中村とうよう氏は,
裁判所が被害者の言い分ばかり信じて判決をしているといわんばかりのテレビ番組を見た感想として,
このような判決が生じる理由について,次のように解説しています。曰く「裁判官に警察との仲間意識がある」からである。
その結果,「正義のトリデのはずの裁判所がデタラメなんだもの,日本では信じられるものはなにもない。」としています。
中村氏には,ぜひ,この上の岐阜地裁支部の判決を読んでいただいた上で,
まず,裁判官が警察と仲間意識を持っているという根拠あたりから説明していただきたいものですね。そもそも裁判所と警察署は別組織でして,裁判官は,警察官と一緒に仕事をすることもないし,
管理人も,この1年,警察官の方とは仕事上一度もお会いしていませんが,
こういう状況で,どうやって,「仲間意識」が生まれるのでしょうか?(むしろ,弁護人の方が,同じ法曹だし,修習が一緒だった先生もいたりして,「仲間意識」は芽生えそうですが・・)。中村氏の解説こそが「デタラメなんだもの」。
ミュージックマガジン誌全体が嘘っぱち雑誌みたいに思われないか心配になってきます。