岡口基一の「ボ2ネタ」

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日本の裁判官についてby瀬木比呂志判事

日本の裁判官は,「価値観の点では横並びで,いささか色合いに乏しく,また,常に周囲を細かく意識し,比較している」という印象を否定しにくい(判タ1195号55頁)

日本の裁判官の大半は,「家族に苦労させて転勤を重ねながら,こつこつと記録を読み,和解をし,当事者の不満に耳を傾け,深夜や週末まで判決を書いて,一生懸命にやってきた人々である」(同62頁)

女性裁判官は,男性と違って,組織内での評価,成功にあまりとらわれない自由さを持っており,「普通の人,普通の若い女性」の感覚を裁判官室に持ち込んだ(同70頁)

おまけ
司法修習生というのは,おおよそ見たとおりで,よくもあしくも,わかりやすい人たちが多い(同57頁)。