岡口基一の「ボ2ネタ」

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裁判員いろいろ

評議入り後、裁判員1人解任−大津地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091214-00000088-jij-soci
遅刻裁判長を裁判員全員が「裁判長も人間」「公判に悪影響がなかったので糾弾する必要はない」と擁護した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/091214/trl0912142237023-n1.htm
全国2例目の裁判員裁判控訴審福岡高裁
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20091214-00428/1.htm

弁護側は被告人質問を求めたが、陶山裁判長は「すべて1審の証拠で判断する。それが裁判員裁判に対する高裁のあり方だと思う」と述べ、請求を却下した。

東京高裁では被告人質問を実施
http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120101000657.html
東京地裁、モニター説明認めず 弁護側異議で
http://mainichi.jp/select/jiken/saibanin/news/20091215k0000m040097000c.html

弁護側によると、検察側は公判前整理手続きで、覚せい剤乱用が殺人に結びつく可能性があることを記した文献を証拠提出し、図でも説明したいと主張。弁護側が図の利用に反対し、文献だけ証拠採用することが決まった。

 しかし、検察側は初公判の休廷中、法廷での証拠説明で図をモニターに映すと被告に伝えた。文字を囲んで強調したり、矢印などで流れを示す内容だったという。

検察側は「採用された証拠を分かりやすく説明する補助資料に過ぎず、整理手続きでやりとりした図とは違う。裁判所の判断はおかしい」

そもそも公判前整理で触れられもしなかった図?証拠の要約ということでしょうか?しかし形が変わりすぎるのは原証拠との同一性に疑義を生じる危険もあるのではないでしょうか。
それにしても,覚せい剤の脅威についての検察の認識は幻覚と被害妄想,そして殺人などの犯罪の誘発なんですかね。裁判員向けのデフォルメと思いたいのですが。