「大阪弁護士会の新会員専用サイトがリリースされました。
新会員専用サイトの構想は、2015年、私が弁護士1年目の冬に始まりました。
当時、広報委員会の市民HP部会で旧会員専用サイトの取り扱いについて議論していました。その中で、私が意見書を書き上げ、執行部に提出したものが、現在の構想のベースになっています。
2016年に総合情報システム(弁護士会の基幹システム)も合わせてリプレイスすることになりました。
会員専用サイト改定PTという形で3名で進めることになったのですが、まずは弁護士会の職員の約半数、50名程度からすべての部署の業務内容をヒアリングしました。その中で、業務効率化できるところを徹底的に拾い出し、どんなシステムにするか、ルールを変更して業務をもっと減らせないかを検討しました。
それを踏まえて私が機能要求などをまとめたRFPを作成し、ベンダーを公募して(ベンダーに電話をかけまくりました)説明会と入札を実施、2018年にベンダーが正式決定しました。そこから要件定義のミーティングなどにもほぼすべて参加し、関係委員会への説明にも回りました。
弁護士会の業務の中で、最も負担が重いのは、相談部です。そこで、相談部の業務の効率化はルール変更も見据えて取り組みました。最も大きな変更は、法律相談の枠を設定し、会員の皆さんが自分で取れるようにしたことです。事務局と関係委員会の調整が大変でしたが、数年がかりでご理解いただきました。
弁護士会の複雑な業務を正確に処理するためのベンダーとのコミュニケーションには膨大な時間がかかりました。事務局の2020年以降、開発の後半は、実際に想定した動作ができるかなどのチェックで、弁護士会の事務局のみなさんは大変だったと思います。ご尽力ありがとうございました。」
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