岡口基一の「ボ2ネタ」

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日司連さん,それはちょっと違いますよ。

ロースクール生speedyさんのHPに,日司連から,掲載記事の削除要請があったようです。
http://www.geocities.jp/sl042015/top.html

問題の記事は,加藤新太郎新潟地裁所長による「講座 実践的要件事実論の基礎」(日司連のサイトである「月報司法書士」で連載していたもの)です。
日司連のサイトでは,すでに,この連載を,掲載していませんが,
インターネットアーカイブ(世界中のHPを全て保存し,かつ,公開しているサイト)に,上記連載が全て保存され,かつ,公開されています(現在も公開されてます)。

speedyさんは,このように,インターネットアーカイブで,上記連載が保存され,かつ,公開されていることから,
上記連載が公開されているインターネットアーカイブのページに,リンクを貼っていただけであるにもかかわらず,
上記のように,日司連から,記事の削除要請がなされたものです。

日司連は,speedyさんが,日司連のHP上に掲載されたものを保存して,speedyさんのHP上に無断転載しているものと勘違いし,
上記削除要請をしたようです。

しかしながら,speedyさんは単にリンクを貼っていたにすぎません。
speedyさんが,このリンクを削除しても,上記連載は,インターネットアーカイブから,誰でも見ることが出来ます(また,グーグルキャッシュからも同様に見ることが出来ます)。

なお,インターネットアーカイブに保存されるには,一定期間,当該HPが公開されている必要があり,あまりにも早く存在しなくなってしまったHPは,インターネットアーカイブにも保存されません(例えば,一時話題になった新任検察官のブログ)。

*参考 インターネットアーカイブについて
http://dhr.at.infoseek.co.jp/simple_webarchive.htm