岡口基一の「ボ2ネタ」

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ゴーイングアンダーグラウンド@渋公

 小雪の舞う中,渋谷公会堂に集まった観客の多くは女性でした。
 ロックバンド,しかもブサイクな男性5人組なのに,女性ファンの割合は増加の一途。
 そのせいか,会場には,ファンが寄せ書きできるコーナー(写真)や,可愛いイラストの絵葉書の販売など,ほんわかムードの演出ありありで,コンサート自体も,ステージのスクリーンでのほのぼのアニメの上映から始まるなど,ちょっとこの演出,やりすぎじゃないっすか?
営業サイドは,「胸きゅんロックバンド」として売り出したいのかもしれませんが,あまりに,胸きゅんを前面に出されちゃうと,かえって感動の押しつけみたいになっちゃいますよ。
 ステージはホントに5人のメンバーだけ。コーラスもブラスもオケも舞台セットもなし。また,キーボードも,シンセじゃなくホントにキーボードの音で,こんなシンプルな構成で女の子たちを泣かしちゃう(管理人の右前の女の子たちも泣いてました)このバンド,ただものではないっすね。
 客のノリもライブハウスのまんま。普通のコンサートは観客は最初から最後まで手拍子をしているものですが,ゴーアンの場合,ライブハウスでもホールでも,手拍子は全くなし。ひたすら縦ノリで,サビになると拳をつきあげていました。
 ライブハウスと違ってさすがに音響面には問題なかったですが,ボーカルが時々音が悪かったのと,全般的にキーボードの音量が大きすぎたのが残念。キーボードはソロの時以外はもうちょっと控えめじゃないと(管理人も高校の頃バンドでキーボードやってて,オーディションに合格して九州の音楽祭のステージにたったこともあるんですよ(^_^))。
 曲目は,新しいアルバム中心で,昔の曲ではファーストアルバムの曲が多かったです。ゴーアンの最高傑作「ランブル」やシングル曲「ミラージュ」も歌わないという余裕の構成。それでも,出てくる曲は,どれも,いい曲ばかりで,これだけ胸にきゅんきゅんくるのは,やはり,ボーカリストの声の力ですね。
 中1でバンドを始め,昔は小さなライブハウスでも満員にならなかったのに,今や,あこがれの渋谷公会堂で満席のお客さん。埼玉・桶川出身の5人の若者は,見事,その夢を実現させました(^_^)。

ゴーアンの名曲「ランブル」は無料で試聴できます
http://www.jvcmusic.co.jp/going/disc/VICL-60926.html