岡口基一の「ボ2ネタ」

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公図は重要

寶金敏明・境界の理論と実務(改訂版)(日本加除出版,2018年)121頁以下は,
公図の精度に関する記述が,初版と相当異なっています。

 

それは,著者が,全国の登記官,土地家屋調査士会地方公共団体職員等の実務家から情報を得るなどして,
精度の高い公図が全国各地に多数存在することを確認したからだそうです(同頁注13)。

 

同書は、次のようにも指摘しています。
「実務家の中には,公図が精確ではないとの先入観を持つものが少なくありません。
しかし,多くのベテラン登記官や土地家屋調査士が指摘するところによると,原始筆界より分筆界(創設筆界)の方がよほど不精確です。
たしかに公図の精度は地域によってまちまちであり,信頼できない地域もありますが,
他方で,精度が高い地域もあります。
そして,精度の高い公図(とりわけ和紙公図)では,実測図と重ねる方法である最小二乗法により筆界を復元することもできます(例えばさいたま地熊谷支判平成26年12月19日登記情報664号2頁)。
最小二乗法を用いた公図と現況のずれは,国交省のウェブサイト「公図と現況のずれQ&A」でも確認できます。」

 

 

その他の今日の「司法」ニュース

 

 大崎事件、3月に第4次再審請求 原口アヤ子さんの弁護団発表

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/583321/

第3次再審請求事件での最高裁第一小法廷の決定は、多くの弁護士会、マスコミ、研究者の批判に晒されています。

 

 

森雅子法務大臣は「検察の人事は事務方の案を尊重することに尽きる」とコメントしてたけど、ウソがバレバレですね(笑)

 

法務・検察内部からも「まさか国家公務員法を使うとは」「こんなことが、まかり通るのか」と疑問視する声が相次ぐ。ある幹部は「無理やりの解釈だ。法に触れるのではないか」と踏み込む

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202002/CK2020021102000139.html

 

弁護士とも相談したそうですが・・

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/158230

 

ぎょうせい が サブスクリプションに参加

要件事実マニュアルが実装される可能性が現実味を帯びてきましたね

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000040589.html