(朝倉佳秀=佐野義孝・民事保全の実務 上下巻(第4版増補版))
目玉は、新しい制度であり、東京地裁保全部で最も事件数が多くなった「発信者情報開示非訟事件」と思ってましたが、
これが全く載っていない(まあ、保全の本だからね・・)。
*同じく、新制度である民法の共有・所有者不明土地の非訟も全く載っていない(まあ、保全の本だからね)。
発信者情報開示は、保全事件としては載っており、その中で改正法の説明はされていますが、超重要判例である最二小決令和6年12月23日民集78巻6号1445頁も載ってないし、真実性の抗弁の不成立の立証の程度に関する一連の東京高裁の裁判例群も載っていない。
こうなると、買い替えて意味があるのは、DV保護命令の改正のところくらい(ただ、そんなに大幅に変わったというところでもない。つきまとい禁止等の期間の変更程度)。しかもこれは上巻掲載だから、下巻に至っては、一体どこが変わったのと言う感じ。
まあ、「増補版」とあるので、この程度しか変わっていないことは覚悟して買うべきということなのでしょう。
その他の今日の司法ニュース
前川さん再審無罪
「警察、検察、裁判所、それぞれが第三者を交えて検証する必要がある。」
https://www.nishinippon.co.jp/item/1384055/
残念ながら、どこも検証しないでしょう
所詮その程度の感覚しかない人達なのです。
一人の人間の一生が台無しになったのですが・・
https://facta.co.jp/article/202508036.html
諸悪の根源は
司法試験の合格者を増やしたことなのでしょうか
https://kounomaki.blog.fc2.com/blog-entry-1381.html
強盗傷害事件の裁判 検察が証拠の一部開示しない法令違反
https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20250731/5010029182.html
78期の司法修習生のみなさんは、要件事実問題集 しっかりつぶしてますか?
昨年の卒業試験(77期の2回試験)では、この問題集の14問目とほぼ同じ問題が出題されました(いわゆるズバリ的中です)。
つまり、この問題集がスラスラ解ければ、全然問題がないということです。
実際に、77期でも、とりわけ、裁判官志望者ら中心に、この問題集をきちんと終わらせていました。
ちなみに、昨年は、この14問目でも出てくる「合体抗弁」が出るということは、民裁教官らが修習生にきちんと予告していました。今年も、教官からのヒントが出ているはずですので、それも見逃さないでください。
https://x.com/pr_ba_ex/status/1948031923844161703