シュタットフェルトのゴールドベルグが日本でも発売されました。

ドイツではグールドの再来とまで評価されているそうです。キレ良し，躍動感ありなどと評されています。
たしかに，キレよすぎ。左手までスタッカートのようなキレの良さ。テンポも早めだし，ホント，躍動感のあるゴールドベルグです。
こういうのは，テンション上げたい時とかに聴くといいのかもしれませんが，管理人のような年になると，こういうゴールドベルグはちょっときついですね。
しかも，アリアとかで，突然１オクターブ上げて弾いたり，こういう小細工も，なんとなく違和感を覚えます。
それにしても，この曲は，弾く人によって，雰囲気が全然変わりますよね。高橋悠治だとあんなにゴツゴツしちゃうし。
管理人は，シフの上品かつきれいな演奏が今のところ一番好きですが，ちょっときれいすぎなところはあります。
この曲が醸し出す怖さや緊張感（特にアリアって怖いですよね）をもっと感じられる演奏があればいいのですが。

GOLDBERG VARIATIONEN