岡口基一の「ボ2ネタ」

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視覚障害のあるバイオリニスト川畠成道によるバイオリンコンチェルト@サントリーホール

日フィルとの共演によるチャイコフスキーのバイオリンコンチェルト 観てきました(^_^)。
いや,とにかく,客席のリアクションがすごかったです。
普通,3楽章の曲で,1楽章が終わったところでは拍手は起きないのですが,1楽章終了時にものすごい拍手。これは,1楽章のバイオリンソロに対する拍手ですね。
3楽章の終了時も,拍手やブラボーの歓声が鳴りやまず,さすがに人気バイオリニストですね(なお,2楽章と3楽章は連続していて,切れ目なし)。
演奏自体は,1楽章はやや緊張感が観られましたが,2,3楽章は本当に落ち着いた演奏でした。視覚障害があるのに,指揮に合わせて演奏しているのが不思議でしたが,指揮者も,川畠成道に向かって体を乗り出すように大きく指揮をしており,それが認識できるのかもしれません。
日フィルの演奏は,川畠のバイオリンを包み込むとても暖かい演奏でした。
今日の日フィルは,指揮が沼尻竜典でしたが,他の曲も含め,メリハリのきいた大変にいい演奏だったと思います。

残念だったのは会場が満席にはならなかったことですが,
これだけの感動的なステージを,世界有数の音響のいい会場で,p席だとたったの2700円(しかも,沼尻竜典のユーモラスな指揮を真正面から観ることが出来る(^_^))で観ることが出来るのですから,
みなさんも,ぜひ,足を運ばれたらいかがでしょうか(^_^)。
チャイコのバイオリンコンチェルトあたりでしたら,一般受けする親しみやすい曲ですから,クラシックファンじゃなくても全然大丈夫です(この曲は,あの映画「北京バイオリン」の感動のエンディングでずっと主人公が演奏していた曲です(^_^))。

川畠成道のHP↓
http://www.narimichi.jp/