江川卓の謎とき『罪と罰』 (新潮選書)という本は大変に面白くて，昔，何度も読んだ思い出がありますが，
タコ１０にも，いろいろと隠された謎があるという話しが，先月号のレコード芸術（７２頁）に載っていて，大変に面白く読みました。
例えば，タコ１０の３楽章には，「ミラーミーレラー」っていう旋律が何度も出てきますよね。あれって，ミ（Ｅ）ラ（Ｌａ）ミ（Ｍｉ）レ（Ｒｅ）ラ（Ａ）ってすると、
ショスタコが当時強く関心を寄せてた女性エリミラ（Ｅ・Ｌａ・Ｍｉ・Ｒｅ・Ａ）のことになるんだそうです。（注 音階をＡＢＣで表すと，ミがＥで，ラがＡ）ショスタコが，自分の曲に，自らのドイツ語イニシャルであるＤＳＣＨを基本音型として頻繁に用いているのは有名ですが，ほかにも，いろいろと，実は仕掛けがありそうですね(^_^)。
参考：タコ１０名盤サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~furutako/sym10-15.html#sym10
管理人は，ムラヴィンスキー盤しか聴きません。録音はよくないですが。
