今年の一冊目です。
要件事実問題集第5版
民法改正に完全対応で、改正分野を中心とした新問題も追加されています。
かつて法曹自慢の教育システムであった要件事実教育
これは、全ての法曹(とりわけすべての民事裁判官)が一定以上の実力を保つための制度的担保となっていました。
法曹は自らそれを放棄し(その経緯は「最高裁に告ぐ」参照)、それを後世に残す公刊物は、本書が唯一のものとなっています。
つまり、現在は、これまでのように、全ての民事裁判官が一定以上の実力があるかどうかの制度的担保は無いということです。
その他の今日の「司法」ニュース
5度目の少年法の改正案は、被害者を増やさないのか
https://ameblo.jp/asatotakasaka/entry-12618409668.html
アウティングされた一橋大院生の死から5年 弁護士になった同級生 「差別、偏見をなくしたい」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/50662
インスタの「アカウント名」で誹謗中傷、「投稿ゼロ」でも削除命じるレア決定 東京地裁
https://www.bengo4.com/c_23/n_11634/
裁判官が知らない世界
https://twitter.com/bgsh_owl/status/1297434157350494209
公文書の大量改ざんを部下に強要して自殺に追い込んだ財務省幹部らも、
この「国家公務員倫理カード」というのを持っているんだろうね(笑)
「国民全体の奉仕者であることを自覚し、公正に職務を執行していますか?」
「国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」
この幹部らは、その後、全員、大出世しています。
https://www.asahi.com/articles/ASN8L64B9N8LPTIL00D.html
こういうカードを作っても何の意味もないということです。
真面目な人間を苦しめるだけ